ナチュラルオシャレをメンズに発信する美容師のYoshiです。
僕自身ソコソコのくせ毛なんですが、今現在はパーマはしてません。
正確には、前髪だけにストレートパーマをしています。(セルフでやっちゃいますw)
さてこの記事にたどり着いたあなたは、
- くせ毛だけどパーマしてみたい…
- くせ毛でもパーマを当てていいの?
- そもそもくせ毛にパーマなんてアリ?
このようなお悩みを抱えているのではないでしょうか。
先に答えを言うと、
くせ毛でもパーマをかけるのは、アリです。
理由は明快で、メンズもヘアデザインの幅が広がっているから。メンズ = 短髪 の常識がなくなり、堂々とオシャレをする今の時代はとても素晴らしい。
だからくせ毛にパーマをするのは、全然アリなんです。
もう1つ、くせ毛メンズでもパーマがアリな理由は、
流行が「ボリュームがしっかりある重め」だから
とはいえ、くせ毛にパーマをかけるからには、知った方が良い事や注意点があるのも確か。
なので今回は、「くせ毛にパーマをかけようか迷っているメンズ」にその辺りを美容師の目線で詳しく解説しますね。
「今の自分に合ったパーマ」を知れると、ずっとずっと悩まなくてすむし、考える時間も省けます。
くせ毛メンズにパーマは、アリ?ナシ?
冒頭通りくせ毛パーマはアリなんですが、パーマそのものの根本を知る必要があります。
まず、
そもそもなぜパーマをかけたいの?
の部分。人それぞれ理由があるでしょう。
- イメチェンしたい
- シルエットを変えたい
- 好きなタレントがしてる
まだまだ理由があると思いますが、とにかく美容師の目線でパーマの根本を言うと、
パーマをかけてセット(スタイリング)を楽にする!
ここ、くせ毛にパーマをかける目的で、とても大切なんですね。(くせ毛でなくてもそうですが!)
つまりパーマをかけることによって、毎日の手間が大きく増えるなら、それは失敗パーマです。
なので、くせ毛だけどパーマをかけるのはアリ?ナシ?の2択で決まる簡単な話ではないということ。
けど心配しないでください!その人に合った最適なパーマのかけ方は必ずあります。
美容室では基本的には提案しない
なぜ美容室でくせ毛の人へ積極的にパーマを提案しないのでしょうか。
美容師的には
- 仕上がりの予測がつきにくい
- 当たりすぎるかも
- セットしにくくなるかも
などの理由があるから。
しかし、その人の髪質に合ったパーマのやり方はあります。
反対にストレートパーマ提案をされる率は高いでしょう。
理由は簡単で、仕上がりの予測がつくから。
僕自身も過去パーマを強くかけすぎて、「おばちゃんパーマ」になったことがあります(笑)
なぜなら単純に全部の毛にかけたから、です。
今となってはとても浮いてましたよ(笑)
とても良い経験でした。
全体にかけるから失敗するのか…
強めのカールを出す場合はむしろ◎
全体に強めの(細かい)カールを出す場合は、くせ毛の方が良い場合もあります。
くせ毛は最初からウェーブがある分、パーマもかかりやすく、かかってしまうと簡単には取れない、というメリットもあります。
なのでスタイル的にくせ毛とパーマの相性が良い場合もあるのですね!
くせ毛をパーマでごまかせるパターン
当然くせ毛の度合いも人によって違うので、一般的にくせ毛にパーマが向く場合と、そうでない場合のパターン。
ざっとですがこんな感じ。
前髪にクセがあったらパーマが出来ない!という意味ではなく、
それなら前髪だけストレートパーマやヘアアイロンを使い、トップにパーマをかける、という意味です。
とにかくやり方はいくらでもあるんですね!安心してください。
くせ毛のパーマ、これだけはNG!
①前髪に強くかける
クセで全体が広がったり、ウェーブがある場合、前髪はストレート感を残しておく方がベターです。
全体に強いカーリーヘアにする場合はもちろんかけた方が良いですが、ナチュラル路線でのパーマの場合、
前髪にかけると、うるさくなり過ぎます。
また顔映りも悪くなり、老けて見える場合も。注意しましょうね!
②全体にかける
↑先ほどと似ていますが、全体にかけるのは強めカーリーにする場合で良いです。
あくまで自分のくせを使い、プラスアルファで動きが欲しい!ぐらいにしておくのがくせ毛にパーマをするうえで大切なポイント。
③短い毛にかける
スタイルによりけりですが、短い毛はパーマがかかりにくいうえ、ボワッとするだけになる場合があります。
それならパーマをかけずにクセを活かした方がオシャレな時もよくあります。
くせ毛とはいえ、パーマをかけるならある程度の長さがあった方がオシャレに決まりますよ。
④毛がとても多い人
毛が多い人が絶対にパーマをかけない方が良い、ということではありません。
そんな方はポイントパーマにしたり、かける場所とかけない場所を間引いてかけるのがベターです。
毛量を取ってからあてる事も可能ですが、パーマの上手な美容師さんでないと
モワモワのボリューミーで、余計に量を増やして帰ることにもなりかねません。
しっかりと相談した方が良いですね。
くせ毛だからこそ!パーマをかけるメリット・デメリット
メリット①ほしい場所だけにかけられる
元々ボリュームが出がちなくせ毛さんですが、それでもトップがペタッとしたり、ボリュームや動きを出したい場所ほど出ないことも。
そんなくせ毛には、トップだけのパーマは鉄板です。
トップに数本巻くだけで、動きやボリュームを出せて、なおかつ長持ちするのもくせ毛のメリットです。
メリット②1度かけると直毛よりも長持ち
くせ毛は言わば、もともと天然のパーマがかかっている状態。
その天然のパーマの上にさらにパーマをかけるので、元が直毛さんより遥かにラクにかけれるうえ、長持ちします。
切り落とすまでずっとカールしてる、なんてことも良くあります。
メリット③くせ毛だと気になるのに「パーマ」なら許せる
普段はクセを抑えることばかり考えているくせ毛さん。
しかし「パーマしてる」となると、あら不思議!
クセが出ても「パーマなんだ」と思えることで、クセが気にならなくなります。
「パーマかけてんだよね」なんて自分から言っちゃったりもします(笑)
デメリット①セットがしにくくなる場合もある
慣れないパーマをかけると、家でどうスタイリングすれば良いのか迷うことも……。
とにかく全体にかけると、ふくれるだけで終わる場合もあるので注意します。
きちんとヒアリング〜アフターケアまで丁寧にしてくれる美容師さんでないと、「こんなはずではなかった現象」が起きます!要注意。
デメリット②ツヤは出にくい
直毛さんがパーマをかけているような、プルンとしたカールに憧れている場合は、
ちょっと注意です。
くせ毛でカールを強めに出すパーマの場合は、ウェットセット(濡れた質感のセット)が必須。
くせ毛へのパーマは、簡単で良いですがきちんとセットをした方が◎
「パーマかけたいけど、スタイリングなんかしたくない!」って方は、かけない方がラクだったりします。
デメリット③パーマが上手い美容師に出会うのは必須
偏見で言いますが、熟練の美容師さん(具体的には歴10年以上)に任せた方が無難。
さらに偏見を重ねますが、男性の美容師がより無難です。
ここ大切なのでもう少し掘り下げますね。
なぜ熟練の美容師が良い?
熟練⇒年数だけではありません。若くてもパーマの上手い美容師さんは必ずいます。しかし、昨今の美容はパーマブームではないんですね。
なぜパーマブームがなくなったか……?それは第一に、美容師がパーマをしなくなったからです。
つまり若手の中に「パーマが得意」な人が少ない傾向。
では確率的に、10年以上の歴がある美容師に任せた方が無難、という結論です。
なぜ男性美容師?
単純に、メンズのカッコいいが理解できる!というだけではありません。
女性の美容師に細かいコト、言いにくくないですか?
美容師といえど異性。ついつい「もう任せるよ!」なんて言ってしまいがちな男性(笑)
で、最後に鏡を見せられた時も(「えっ、イメージと違う……」)って思っても、「うん!イイね!」なんて言ってしまいがちな男性(笑)
言ってヘコまれても次が気まずいし……。なんて。
しかし同性なら、ちょっとした要望や質問もしやすい。
こういうのってよくあるんですね。
なので結論、同性の美容師の方が長い目で見た時に、無難なのではないでしょうか。
メンズのくせ毛にパーマ まとめ
●くせ毛にパーマをかけるのは「アリ」
●くせ毛の度合いによってかけ方、かける部位は変わる
●くせ毛にパーマをかける際の「NG」があるので、注意する
●くせ毛パーマにはメリットとデメリットがあり、しっかりと確認する
くせ毛に悩む皆さん、パーマをかけても大丈夫。
けど、残念たけど、直毛の人へのパーマとはちょっと都合が違います。
ですが、実は「根っからの直毛」の人はごくわずか。日本人の80%以上の人は「くせ毛」です。全体にくせが強い方もいますし、部分的にくせがある人もいます。
ずっと短いスタイルだから本人は直毛だと思っていたのに、伸ばしてみると実はくせ毛だった!なんて人も大勢います。
だからくせ毛に悩まないでくださいね!
ストレートパーマや、ストレートアイロンはとても進化して良くなっています。
それだけくせ毛に悩む人が多く、同時に理想のヘアスタイルを目指せるということでもあります!
メンズもどんどんオシャレを追求したいですね。
さて最後までお読みいただき、ありがとうございます。
終わります。